
ギターが少しずつ弾けるようになってくると、「自分のオリジナル曲を作ってみたい!」という気持ちが芽生えるものです。しかしいざ始めようとすると、「どうやって曲を作ればいいのか分からない……」と悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ギターを使って簡単に作曲する方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。
作曲には大きく分けて3つのアプローチがあります。それぞれの手順と特徴を紹介しつつ、作曲を楽しむためのポイントもお伝えします。
作曲の基本3パターン
作曲には「曲先行型」「メロディ先行型」「歌詞先行型」の3つのやり方があります。自分に合った方法を見つけて、まずは1曲作ってみましょう。
曲先行型|コード進行から作る方法
ギターを使った作曲では、まずコード進行を考えて、オケ(伴奏)を作り、その上にメロディや歌詞をのせていくスタイルです。
メリット
- ギターで感覚的に作りやすい
- 曲の構成を考えやすい(イントロ、Aメロ、Bメロ、サビなど)
手順
- ギターで好きなコード進行をいくつか弾いてみる
- Aメロ〜サビの流れをざっくり作る
- その流れに合ったメロディを乗せる
- 最後に歌詞を考える
おすすめコード進行例(初心者向け)
C → G → Am → F(王道進行)
G → D → Em → C(爽やかポップ)
メロディ先行型|鼻歌から作る方法
口ずさんだメロディをもとに、後からコードや歌詞をつけていく方法です。自由度が高く、個性的な曲になりやすいですが、ギターで伴奏をつけるスキルも求められます。
メリット
- 感情に忠実なメロディが生まれる
- ギターに頼らずインスピレーションを優先できる
手順
- スマホの録音アプリなどでメロディを録音
- ギターで合うコードを探しながら合わせていく
- 曲の構成を整えていく
- 最後に歌詞をつける
歌詞先行型|言葉から広げる作曲法
先に歌詞を完成させ、それに合わせてメロディやコードをつけていく方法です。思いを込めやすい反面、言葉とメロディのマッチングに悩むこともあります。
メリット
- メッセージ性の強い曲になる
- 詩や日記感覚でスタートできる
手順
- 自分の経験や思いをもとに歌詞を書く
- メロディのリズムに合うように言葉を整える
- ギターで合うコードを探して構成を作る
実際の作曲の進め方|筆者のやり方を紹介
私自身は「曲先行型」で作曲しています。以下のような流れで進めています。
- コード進行を考える
- 曲の構成を決める(例:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→サビ)
- 各パートに合うメロディをギターで試しながら作る
- 最後に歌詞をのせて完成
最初から完璧を目指す必要はありません。まずはシンプルなコードで曲を作り、少しずつアレンジを加えていけばOKです。
初心者が作曲を楽しむためのポイント
- コード進行はシンプルでOK
- 思いついたメロディはスマホで録音しておく
- 完成度にこだわらず、とにかく形にする
- 失敗を恐れず、どんどん曲を増やしていこう
作曲はルールではなく「表現」です。あなたの中にある思いを音楽に乗せてみてください。
作曲に役立つアイテムを紹介
初心者でも作曲を快適に進めるためには、以下のアイテムがあると便利です。
アイテム | 役立つ理由 | おすすめ商品例 |
---|---|---|
作曲ソフト(DAW) | 録音や編集ができる | Studio One Pro |
オーディオインターフェース | ギターの音をPCに高音質で録音 | 初心者のためのオーディオインターフェイス おすすめ【2020】 |
録音用マイク | 歌やアコギの録音に便利 | コンデンサーマイクがベスト |
ギターケース | 機材を持ち運ぶときに必須 | ギターケースのおすすめ10選 |
まとめ|迷ったらまずはコード進行から始めよう!
作曲に正解はありません。どのスタイルでも良いので、自分が楽しく感じるやり方からスタートしましょう。
まずは「C→G→Am→F」のような簡単なコード進行から作ってみるのがおすすめです。
そして曲が完成したら、録音してデモ音源を作ってみましょう。ライブ活動や音源制作への第一歩になります。
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