
近年、アナログレコードの人気が再燃しています。
2025年上半期、アメリカではアナログレコードの売上が引き続き好調で、CDの売上を上回る状況が続いています。これは2020年に初めてアナログがCDを逆転して以来、5年連続で続く傾向となっています。
2025年上半期のアメリカにおける音楽ソフト全体の売上は約60億ドル(約6.5兆円)に達し、前年比でも安定した成長を見せています。このうちの約85%はストリーミングによる収益で、有料ストリーミングサービスの利用者数も依然として増加傾向にあります。
そんなデジタル全盛の時代において、真逆の魅力を持つアナログレコードが再注目されているのは非常に興味深い現象です。
もちろん、日本でもアナログレコードに興味を持つ人が増え、「一度レコードで音楽を聴いてみたい」という声が多く聞かれます。しかし、レコードの聴き方や機器の選び方がわからないという方も多いはず。
そこで今回は、初心者にも扱いやすく、音質にも定評のあるおすすめのレコードプレーヤーを5つご紹介します。
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レコードプレーヤーとは
レコードプレーヤーとは皆さんお分かりの通りレコードを聴くための装置です。
レコードプレーヤーには2種類あります。
- ベルトドライブ方式
- ダイレクトドライブ方式
ベルトドライブ方式

ベルトドライブ方式はモーター軸の回転をゴムベルトを使いターンテーブルを回す方式です。
メリットとしてターンテーブルが周りに振動やノイズを受けないように安定し回転するようになっており、低価格帯のモデルからハイエンドまで採用している方式です。
デメリットとしてはゴムベルトは消耗品で使用してもしなくても劣化していきます。ベルトが切れてしまうとターンテーブルが回らないや、ベルトが伸びてしまうと回転数が安定せずおスローモーションで聴いているかのような音になります。
ダイレクトドライブ方式

ダイレクトドライブ方式はモーター軸に直接ターンテーブルを付けて回転させる方式です。
メリットとしてはターンテーブルを回すと一定の回転数まで非常に早く立ち上がります。
デメリットでは直接ターンテーブルが付いているため、モーターでコギングと呼ばれる軸がブレるような事が起きると、ノイズが入るリスクがあります。
人気レコードプレーヤーおすすめ5選
ここからは上記で選び方やレコードプレーヤーとはどういうものなのか理解できたはずです。
レコードプレーヤーおすすめ5選をご紹介します。
DENON DP-400
現代的なデザインに目を奪われます。艷やかな光沢仕上げのキャビネットこれまでのデノンのデザインとは異なるデザインです。名機と称されたDP-5000の開発当時のトーンアームを元に開発されたS字型ユニバーサルトーンアーム。オートリフトアップ&ストップ機能が搭載されている為、レコードの再生が終了した際に自動的にトーンアームがリフトアップし、ターンテーブルの回転が停止する機能を備えています。ターンテーブルの回転数は、33- 1/3回転、45回転および78回転に対応。LP盤やEP盤だけでなく、稀少なSP盤も再生することができます。アルミダイキャスト製ターンテーブルの駆動にはベルトドライブ方式を採用。MMカートリッジに対応するフォノイコライザーを内蔵しているので、PHONO入力端子の無いアンプやミニコンポなどにも直接に接続することができます。
TEAC TN-3B
スタイリッシュな薄型キャビネットにMM型カートリッジ対応フォノイコライザーとUSB出力を搭載したベルトドライブ式ターンテーブルです。トーンアーム部にはハイエンドトーンアームブランドのSAEC社とのコラボレーションにより、可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアームを採用。フォノイコライザー内蔵でPHONO入力端子の無いアンプやミニコンポなどにも直接に接続することができます。USBデジタル出力を使用し、アナログレコードの音をパソコン経由でデジタルアーカイブ化することも可能です。
YAMAHA TT-S303
シンプルでオーセンティックなデザインは空間に美しく調和します。フォノイコライザー内蔵でPHONO入力端子の無いアンプやミニコンポなどにも直接に接続することができます。レコード再生において重要となる制振性を高めるために、高密度MDF素材を使用した高剛性キャビネット、防振性に優れたエラストマーを内部に使用したインシュレーターを採用。さらに駆動方式には、モーターの振動の影響が少なく、安定した回転が得られるベルトドライブ方式を採用したうえ、直径30cmのアルミダイキャスト製プラッターを高トルクのDCモーターで回転させることで、高純度かつ正確な信号の読み取りを実現しています。
Technics / SL-1200mk7
今なお、世界中のDJがプレイする現場で使われ続けるSL-1200MKシリーズ。世界を飛び回るDJたちから使い勝手の変わらないターンテーブルであることが魅力だと言われています。SL-1200MK7ではダイレクトドライブモーターやプラッター、シャーシなど、すべてを新開発しながら、トーンアームや各種操作スイッチなどの配置はSL-1200MKシリーズのレイアウトと操作感を踏襲し、これまでと変わらない使い勝手を実現しています。
フォノイコライザーは内蔵していない為、別途フォノイコライザーが必要になります。
DJの機器として使用されることが多いがリスニング用としても非常に使い勝手が良い製品です。
DENON DP-500M
DENONのダイレクトドライブ式のレコードプレーヤーでダイレクトドライブ式ははテクニクスとともに開発したメーカーである。
ダイレクトドライブのため立ち上がりも早くベルトドライブ式機のようなもどかしさは感じません。
フォノイコライザーは内蔵していない為、別途フォノイコライザーが必要になります。
上位機種のDP-1300MKⅡにも負けない上質感、高級感は抜群である。
まとめ
上位機種になればフォノイコライザーは内蔵されていません。上位機種になれば汎用性が高くなり、音をこだわりたい方にはハイエンドモデルが良いでしょう。 ギター初心者の方で「エレキギターは買ったけど自宅用のギターアンプがまだ決まらない」「大きなアンプは音量が不安」「手軽で音が良いミニアンプが欲しい」という方は非常に多いのではないでしょうか?実際、ギター ... 続きを見る
バンドマン的には10万円前後のレコードプレーヤーで十分です。定番の機器は部品供給も良く壊れたとしても修理ができます。
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