ギターケースのおすすめ10選大切にギターを運ぼう

ギターを手に入れて練習を重ね、いざライブやスタジオ、友人とのセッションに向かうとき、必ず必要になるのがギターケースです。しかし、購入時に付属していた簡易なソフトケースをそのまま使い続けている方も多いのではないでしょうか。実はそのソフトケースでは、あなたの大切なギターを完全に守りきることは難しいのです。ギターは非常に繊細な楽器であり、移動中のわずかな衝撃でもネックが反ったり、塗装に傷がついたりするリスクがあります。本記事では、初心者でも失敗しないギターケースの選び方と、用途別におすすめの製品を現役バンドマンの経験を交えて徹底解説します。

ギターケースの種類と特徴を理解しよう

ギターケースは一見似ているようでも、素材・構造・使い勝手が大きく異なります。まずは基本となる4種類のケースを理解しましょう。ギターケースは様々で使用用途によって選びますが、各メーカーからたくさんの商品が販売されています。種類は何種類あるのでしょうか？

ソフトケース

ナイロンなど軽量な素材で作られた最も簡易的なケースです。主に初心者向けのエントリーモデルを購入した際に付属していることが多く、収納ポケットも最小限。軽くて安価な一方で、外部からの衝撃や圧力には非常に弱く、ギター本体の保護力はかなり低いです。自宅内での保管や、徒歩圏内の短距離移動程度なら問題ありませんが、電車・車・バスなどでの移動には心許ないでしょう。

ギグバッグ

ソフトケースよりも保護性能が高く、内部に厚みのあるクッション材が入っています。表地はナイロンやポリエステルなどの耐久性のある素材が使用され、耐水性を備えた製品も多数あります。ポケット収納が豊富で、チューナー・シールド・譜面などの小物をまとめて持ち運べるのも魅力。デザインもバリエーション豊富で、普段使いに非常に便利です。スタジオ練習やライブハウスへの移動なら十分な性能を発揮します。おすめです。

セミハードケース

ギグバッグとハードケースの中間的な存在です。内部に硬質なフレームや厚みのあるクッションを内蔵し、外部からの衝撃にもかなり強く設計されています。電車・バス・自転車での移動にも最適で、軽量さと耐久性のバランスが良好。内部はギターの形状にぴったりフィットする設計が多く、ガタつきによる破損リスクも低減されます。

ハードケース

最も頑丈で、木製や樹脂製の外殻によってギターを完全に守るタイプ。飛行機や長距離ツアー、長期保管時に最適です。プロミュージシャンの多くがハードケースを使用しています。ただし重くて嵩張るため、徒歩移動には不向き。湿度管理材を入れて保管すれば、ギターの保管環境としても理想的です。ょう）に向いています。

移動手段に合わせたギターケース選びのコツ

電車・バス・自転車・バイクなど日常移動が中心の場合

おすすめ：セミハードケース

• クッション性・耐久性・背負いやすさを兼ね備えた万能型
• 両手が使えるリュック型が多く、移動時も快適
• 荷物が多いライブハウス移動にも便利

車・飛行機・長距離ツアー・長期保管を想定する場合

おすすめ：ハードケース

• 外部からの強い衝撃や積み下ろしのリスクに最強の防御力
• 湿度管理剤を活用することで長期保管にも対応
• 重さがネックだが、積載中心の移動なら問題なし

ギターケース選びで失敗しない3つのチェックポイント

ギターケースを選ぶ上で考えなければいけない事は、持ち運びのしやすさで選ぶ、ギターのサイズに合わせて選ぶ、ポケットの収納性で選ぶ、という事を踏まえ選定しましょう。

持ち運びのしやすさで選ぶ

ギターケースは基本的な使用用途はギターを持ち運ぶ事です。
持ち運ぶ際にチェックしておきたいのが、背負えるタイプなのか、手持ちタイプなのかです。手持ちだけだと片手が塞がってしまい、エフェクターケースを持ってしまうと、両手が使えなくなります。キャリーカートに乗せて運ぶという手段もありますが、どちらにしても片手が塞がってしまいますので、
背負えるリュックサックタイプがおすすめです。

ギターのサイズに合わせて選ぶ

ケースとギターのサイズを合わせることは非常に重要です。ギターとケースが合っていなくてギターケースに入らないという問題やギターケースが大きすぎてケースの中でギターが破損してしまうという事も考えられます。
エレキギター用とアコースティックギター用とでは、基本的にギターの厚みが違うので、対応するケースも異なります。更にエレキギターは変形ギターが多く存在しますので、変形ギターは専用のケースを選定する必要があります。

ポケットの収納性で選ぶ

ケースにポケットの収納があると、チューナーやシールドなどのちょっとした機材も収納できて非常に便利です。
ポケットの収納がないタイプですと、ギターケースの他に別のケースやバッグに機材を入れて持ち運ばなければならない為に荷物が増えます。
ポケットの収納が多くあるのかも、選定の一つの基準にすると良いでしょう。

初心者でも安心！おすすめギターケース【エレキギター用】

それではここからはエレキギター用のギターケースのおすすめを紹介します。選び方のポイントを参考に自分に合ったギターケースを見つけましょう。

MONO / M80 VERTIGO ELECTRIC CASE

M80は超軽量ながらハードケース並みの保護力を実現しています。ケース外部には軍用レベル並みの高い耐久性を誇る素材を使用し、内部にはビロードのような手触りの生地を使用しています。大事な楽器を衝撃から守りながら、塗装面を傷つけることもありません。楽器ケースに軽さと丈夫さを求めるミュージシャンへの最高のソリューションとなるようデザインされたケースです。
MONOは若者向けのデザインで非常に個性的です。

• 超軽量でハードケース並みの保護性能
• 軍用規格の耐久素材使用
• ビロード素材の内装で塗装も傷つけない
• 個性的で若者に人気のデザイン
• バンドマンの憧れ的存在

FENDER ( フェンダー ) / Fender FE620 

フェンダーのFE620 Gig Bagは、エレキギターをしっかりと守る、スタイリッシュなギグバッグです。フェンダーのトレードマークである非対称シェイプの外装には、耐久性に優れた600デニールのポリエステルが使用されており、大切な楽器を衝撃からしっかり守ることができます。また20mm厚のパッドと手触りのいいマイクロファイバーを使用した内装により、楽器の表面にキズがついてしまう心配もありません。他にもストラップボタン・プロテクション、プロテクティブネックレスト、底面部のバンパーなど、運搬時におけるダメージを回避するための様々な工夫が凝らされています。
デザインはシンプルでおしゃれです。ポケットの厚みが無いので、シールド関係は厳しいかもしれません。

• フェンダー純正の高品質ギグバッグ
• 厚手600デニールポリエステル生地採用
• 20mm厚のパッドと柔らかなマイクロファイバー内装
• シンプルかつ上品なフェンダーらしいルックス

SKB ( エスケービー ) / SCFS6

ストラト・テレキャスター用セミハードケースSKB/SCFS6。内部の硬質EPSフォームがギターをしっかりサポートします。ギターの形に合わせたシェイプド仕様によるスタイリッシュな見た目も魅力です。
SKB社は楽器用ケースや機材用、ラックケースなどを手掛けるアメリカのケースメーカーで、現在は音楽機材用のケースのみならず、軍事工業用、医療機関といった現場でも使用されるメーカーです。品質は折り紙付きです。

• ストラトキャスター＆テレキャスター専用設計
• 内部硬質フォームでピッタリフィット
• 軍事・医療分野でも使われる堅牢設計
• 軽量で長距離移動も安心

Gruv Gear ( グルーブギア ) / Kapsule Electric Guitar Bags

ちょっと番外編なのですが、長距離などの運搬に最適で、収納性は抜群です。
ハードケースの高い保護性能と、ギグバックの扱いやすさを融合させた世界最先端のトラベルギター/ベース用バックGruv Gear / Kapsule(カプセル)シリーズのエレキギター用バックKAPSULE-EG-BLK。着脱式のホイールと、リュックスタイル用ストラップも付属し、高い可搬性を実現しています。
ハードケースにギグバッグ以上の収納性を付け加えたギターケースと言ったところでしょう。

• 世界最先端のハイブリッドケース
• ハードケース並みの保護力＋ギグバッグ並みの軽さ
• 着脱可能ホイール付きで転がして移動可能
• 海外遠征や長期ツアーにも愛用者多数

SKB ( エスケービー ) / 3I-4214-OP

様々なスタイルのギターに対応するSKB/3I-4214-OP。超高強度ポリプロピレンコポリマー樹脂で形成されており外からの衝撃からギターをサポートします。重厚なデザインが魅力な軍用グレード設計のギターケースです。
プロのアーティストも使用していますので、耐久性は非常に高く、下にキャスターがついていますので、キャリーのように引いて運搬できます。

• 超高強度ポリプロピレン樹脂使用
• 軍用スペックの耐衝撃性
• キャスター付きで重量級でも楽に運べる
• プロ御用達の信頼性

初心者でも安心！おすすめギターケース【アコースティックギター用】

アコースティックギターのおすすめのギターケースも紹介します。用途に合ったギターケースを選定しましょう。

FENDER ( フェンダー ) / Fender FA610 Dreadnought Gig Bag

FENDERアコースティックギター用ギグバッグのFA610です。ギターケースとしての質の高い仕様だけでなくデザインも優れたフェンダー社のギグバッグです。シンプルながら、耐久性も十分で背負えるリュックサックタイプですので体への負担が少なくてとても重宝するギターケースです。

• フェンダー純正の人気モデル
• 背負いやすく、肩への負担が少ない
• 簡単な移動に最適な軽量仕様
• ドレッドノートサイズにぴったり対応

HOSCO ( ホスコ ) / AC-0700

A.A.A.ウルトラライトケースは頑丈でありながら軽量化を実現するために高密度のウレタンフォームを使用。外装には高級感があり丈夫な1680デニールのナイロンを採用しました。また。楽譜などを収納できる大型ポケットもついています。全モデルにショルダーベルトが付いており、楽器を持ち歩くことを最優先に考えたケースです。

• 高密度ウレタンフォームで衝撃吸収
• 頑丈ながら軽量設計
• 大型ポケット搭載で収納力も抜群
• 高級感あるナイロン外装で長持ち

SKB ( エスケービー ) / 1SKB-SC18

ドレットノート用ギターケースSKB/1SKB-SC18。内部の硬質EPSフォームがギターをしっかりサポートします。ギターの形に合わせたシェイプド仕様によるスタイリッシュな見た目も魅力です。ケース自体が軽く背負えるリュックサックタイプでクッション性もあるため肩に負担をかけ無いところは非常に良いです。

• EPSフォーム構造で軽さと保護性能を両立
• スタイリッシュな専用成型内部構造
• リュック式ショルダーストラップ付属

Noah'sark ( ノアズアーク ) / ASH

ケース生地には、表面には撥水加工を施した頑丈なナイロン素材を使用し、クッション材には、8mm厚のポリウレタンフォーム採用し、ケースの輪郭をしっかりキープしつつ、衝撃からあなたの大切な楽器を守ります。ジッパーで収納可能なショルダーベルト、A4サイズまで収納可能ポケットを装備しています。また、重たい楽器でも運びやすい、樹脂製のハンドルを採用しています。
シンプルながらポケットの収納性も抜群で直ぐにでも使えるギターケースです。

• 撥水加工ナイロン生地＋8mmクッション
• シンプルかつ高い収納力
• 重いアコギでも運びやすい設計
• A4書類も入る大型ポケット搭載

PLAYTECH ( プレイテック ) / FG-EHD

PLAYTECH はサウンドハウスの総合ブランドになります。こちらの商品は非常によく作られています。
価格は非常に安くお求めやすく設定されています。安かろう悪かろうという考えは捨てて下さい。シンプルにイメージ通りのハードケースです。

• 圧倒的コスパで人気のサウンドハウス製
• 重厚でありながら価格はリーズナブル
• ハードケース初心者にもおすすめ
• 湿度管理剤と併用すれば長期保管も安心

まとめ：ギターケースはあなたの楽器の命綱！

ギターケースは単なる「袋」ではありません。移動手段・演奏頻度・保管環境に合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。ソフトケースだけで済ませず、大切なギターを長く安全に守るために、ぜひ本記事を参考にあなたに最適なギターケースを見つけてください。

なお、まだギターをお持ちでない方や、これから購入を検討している方は下記の記事もぜひ参考にどうぞ。

• 【初心者向け】2025年版おすすめギター5選！
• 【保存版】ギター初心者が最初に揃えたい周辺機材まとめ
• 【完全ガイド】初心者がライブ出演するまでの流れ

あなたのギターライフがより快適で充実したものになりますように！