バンドの練習やギター個人練習でリハーサルスタジオを利用する際のギターアンプの使い方がいまいち分からずに使用していると、スタジオのギターアンプを壊してしまったりする可能性があるため、必ず使い方を理解した上で利用しましょう。今回は今更聞けないギターアンプの正しい使い方についてご紹介していきます。
ギターアンプの使い方【初心者必見】
ギターアンプの種類
- 真空管アンプ
- トランジスタアンプ
ギターアンプは大きく分けると、真空管アンプとトランジスタアンプの2種類あります。 エレキギターを購入しバンド活動を行い、ライブを重ねていくと自分のアンプが欲しくなっていくでしょう。 自分のアンプがあれば練習の時やライブでも同じ音を出すことができる為です。 自分が欲しいアンプとはどん ... 続きを見る
アンプの選び方の記事で基礎知識についても書いていますので、参考にして下さい。
ギターアンプの選び方
真空管アンプとトランジスタアンプは構造上が違うだけで基本的な使い方はほぼ同じです。
しかし真空管アンプはトランジスタアンプにくらべて繊細なアンプですので取り扱いには注意しましょう。
真空管アンプの使い方
真空管アンプアンプはトランジスタアンプとは構造が違うので同じように使うと故障の原因になりかねません。
アンプの電源を入れる場合の手順
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1ボリュームが”0”になっているかを確認しPOWERのスイッチを入れます
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21分ほど待ちます
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3ギターをアンプに繋ぎます
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4STANDBYのスイッチをオンにします
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5ボリュームを上げて音を出します
トランジスタアンプとは違って電源を入れるためにスイッチが2つ付いています。POWERとSTANDBYです。
これはPOWERで真空管をウォーミングアップしてからSTANDBYで通電させるためのものです。真空管は使用時は高温である必要があるため、ウォーミングアップなしにボリューム全開に音を鳴らしてしまうと強力な電気信号が流れアンプの故障の原因になります。
ウォーミングアップ中に楽器のチューニングなどのセッティングを行うと時間の効率が上がります。
電源を切るときは先程の手順と逆になります。
トランジスタアンプの使い方
トランジスタアンプは故障しにくいので、真空管アンプのように繊細に扱いに注意することはあまりないです。
トランジスタアンプでの注意ポイント
ギターアンプの音の出し方
アンプの音作りでイメージの音にならない方が多いハズです。しかし音作りは決まりはなく、自由に自分の音を作っていくものです。基本的なセッティングはありますので、音作りの参考にしてみてください。
代表的なコントロールのつまみ
- VOLUME(ボリューム):音量調整
- TREBLE(トレブル):高音域の調整で音の輪郭をはっきりさせます。
- MIDDLE(ミドル):中音域の調整で音抜けを良くします。
- BASS(ベース)低音域の調整で音を太くさせます。
- GAIN(ゲイン):歪み具合を調整
ギターアンプの音の作り方として、基本はフラットの音に足したり引いたりしていく作業です。
フラットとは真ん中という意味です。アンプのつまみが1〜10があるなら5を中心に考えましょう。
なぜ5を中心に音作りをするかと言うと、真空管アンプは基本的に、ある程度の音量を出さないと最高のパフォーマンスは発揮されないからです。
ギターによって音の性質が違うので、一概にコントロールつまみのMIDDLEやTREBLEをあげたら、憧れのギターリストの音になるということは言えません。
自分で自分の音を探しましょう。
音作りにおいて唯一ドンシャリだけは有名なので知っておいたほうが良いです。
ドンシャリとは輪郭がくっきり出て、低域の音もあるような音作りの方法です。TREBLEとBASSを上げMIDDLEを下げましょう。
激しい音楽などに良く使われますし、ドンシャリという言葉は、レコーディングやライブハウスなどの音作りにも使われるため、理解しておきましょう。
ギターアンプの使い方まとめ
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もしリハーサルスタジオで使い方が分からないのであれば、リハーサルスタジオに真空管アンプが置いてある場合は使用方法がアンプに貼ってあったり、マニュアルが壁に貼ってあるので、確認しながら使用しましょう。
アンプの音の作り方に関しては、フラットを中心に考え自分の音を探しましょう。
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