先日フェンダージャパンのストラトキャスターを譲り受けました。
しかし全てがボロボロで完全にオーバーホールをしないと使用できない状態でした。
その際にピックアップの交換をしたので、ピックアップの選び方やおすすめを紹介していきます。
ストラトキャスターのピックアップとは
ストラトキャスターのピックアップはシングルコイルピックアップが搭載されています。
シングルコイルと言う通り、単独のコイルから成り立つピックアップを言います。
主にストラトキャスターやテレキャスターなどのFender系のギターに用いられ人気を博しています。
音は豊かな倍音と明るいシャープなサウンドがとても印象的です。
ストラトキャスターのピックアップ
- フロントピックアップ
- センターピックアップ
- リアピックアップ
ストラトキャスターは上記3つのシングルコイルピックアップが搭載されています。
各メーカーがシングルコイルピックアップを販売している為、どれを買ったらよいのか分からないとの声も多いです。
ストラトキャスターのピックアップの選び方
自分の好きなアーティストのギターのピックアップが、どこのメーカーで型番などを確認する事が、
一番自分のイメージに近いピックアップと早く出会うことができるはずです。
では好きなアーティストが使用しているギターのピックアップが何を使用しているかを掲載しているギター・マガジン等の雑誌を見ればしっかり記載されてあります。
世界中には高いピックアップや安いピックアップがたくさんあります。
その中でピックアップを買っては取り付けを行い自分のイメージの音を探し出すのは至難の業です。
今回フェンダージャパンのストラトキャスターにカスタムショップのピックアップを載せたいと考えました。
理由としては、シングルコイルピックアップはフェンダー社のトーンを基に開発されたと言われているのは有名な話でフェンダーのシングルコイルピックアップは絶対的基準となっていますし、何よりジミーヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなビンテージ感強めの音が欲しいというのがありフェンダーにはフェンダーのピックアップを選ぶように考えました。
あと、どうせストラトキャスターに搭載するのであれば、カスタムショップのピックアップを載せようとの考えもありました。
Fender Custom shop ピックアップの各モデルの音の特徴を見ていきましょう
Fender Custom Shop Custom '54 Stratocaster Pickups Set
特徴は煌びやかなクラシックベルの様なトーンとクリアなハーモニクスを誇るフェンダートーンと言う印象。明るく高域のヌケ感が良い音になっています。
このCustom Shop Custom '54 Stratocaster PickupsはStratocasterをロックの歴史でもっとも崇拝されるギターにまで押し上げた、あのクリアなトーンと高められたサスティーンを確実に再現します。シングルコイル構造により、1954年のStratocasterギターを連想させるカッティングトーンを忠実に真似することができます。
Fender Custom Shop Texas Special Strat Pickups Set
特徴としては、エナメル皮膜マグネットワイヤーで温かみが感じられ、アルニコ5マグネット使用しているためダイナミックなヴィンテージサウンドになっています。
Fender Custom Shop Fat '50s Stratocaster Pickups Set
高域を抑え、低域のレスポンスが強調されており、アタック感の強い骨太ヴィンテージサウンドです。
Fender Custom Shop Fat '60s Stratocaster Pickups
60年代のストラトサウンドをベースにアップデートさせたシングルコイル・ピックアップです。60年台初頭のポールピース部の大きな面取り加工や、ふくよかで芳醇な中高音域も再現しています。メリハリのあるトーンを元に、低域が強調され、オールラウンダーなモダンサウンドを実現しています。低音のレスポンスが強化され、現代の音楽シーンにもマッチするように、アレンジが加えられています。また、ミドルPUはRW/RP仕様となっており、ハーフトーン時には、ハムキャンセル効果を得られます。
Fender Custom Shop Custom '69 Strat Pickups Set
ジミーヘンドリックスの音を目指す方におすすめです。
Fat '50s Stratocaster Pickupsを2年間使用してみて
この記事を書いた当時は譲り受けたストラトキャスターにピックアップを交換を行ったばかりだったので、レビューを書いていなかったので、2年間使用してみて感じたことを書いていきます。
交換するギターがボロボロ過ぎたため清掃を行いました。以前から興味があった導電塗料を塗布してハムノイズを軽減する計画を行いました。
あと導電塗料を塗布すると抜けが悪くなると言われているがどうあるのかも興味がありやってみました。
Fender Custom Shop Fat '50sへピックアップ交換
やはりローエンドモデルの為かなり電装部分は貧相でした。
ピックアップ等の電装系はサビだらけで、ただのゴミですね。
ボロボロのストラトキャスターに導電塗料を塗布
初めて導電塗料のSONIC SP-01を使用してみたのですが、かなり塗り易くて匂いもしないので、作業としては簡単に終了しました。
注意点としてはジャック部分を塗る際はシールド部分がボディに当たる可能性がある部分は写真の様にマスキングを行ってください。音が出ないなどの不具合が発生する可能性があります。作業は気を付けて行ってください
Fender Custom Shop Fat '50s Stratocaster Pickupsのパッケージはこんな感じです。
新品で購入しましたが、結構パッケージが擦れてて驚きましたが、中身は問題ないので良しとします
ピックアップの取り付け作業は配線図が同封されているので、その配線図を見ながらハンダ付けしていく感じで本当に簡単です。
Fender Custom Shop Fat '50sの音に関して
名前の通り音が太いという印象です。高域は煌びやかでしっかり中域も前に出てくれます。ピックアップバランスもよくて、ネック、センター、リヤやハーフトーンまで全てのポジションで使えます。
ボロボロのストラトが一気に変わってくれました。
あと導電塗料も塗布して正解でした。全くと言っていい程にハムノイズがなくなりました。
まとめ
ピックアップ交換には様々な思想を持たれている方も居ます。もとのギターの鳴りが良くないとピックアップを変えても良くないと言われています。
しかし交換しないとその良し悪しは分からないです。私の持論としては、ピックアップ変えるだけで、すごく変わります。
デフォルトで搭載されているピックアップより、高級なピックアップを搭載するだけで別のギターを買ったのと同じくらい変わるので、先ずはお試しください。
ちなみに私はCustom Shop Fat '50s Stratocaster Pickups Setにしてボロボロのストラトキャスターがスタメンに入りました。